ロードマップ
下俊久ブログ
みなさんこんにちは、安田です。
トライアングル・トラストのスペシャル専門家チーム「五人衆」ブログの今回は、「技術・開発とは」第8回、テーマは「ロードマップ」です。
企画・開発コンサルタント 下俊久先生が担当です。
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こんにちは、企画・開発コンサルタントの下(しも)です。
本日もよろしくお願いいたします。

▶ロードマップは何のため?
技術開発に関わっていると、ロードマップを見たり、作成したりする機会が出てくると思います。
でも、一体、ロードマップは何のために作るのでしょう。
例えば、経産省は、2050年カーボンニュートラルな社会を実現するために、カーボンリサイクルのロードマップ🔗を公表しています。
これは、カーボンリサイクルの普及を産・官・学連携で加速し、エコシステムを早期確立し、産業化を加速するという施策に沿ったものでリーダーシップを図るものと言えます。
他にも、米国Intel社🔗は、2021年7月に今後のプロセスやパッケージング技術のロードマップを公表していますが、これらは、Intel製品を採用するコンピュータメーカーや、周辺機器の部品メーカー、ソフトウェアのメーカーにとって貴重な情報であり、今後の製品の戦略立案や技術開発計画のベースとなっています。
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▶技術開発の現場では
国の産業をけん引する経産省や、業界のトップメーカーは、自分たちの考えを広く理解してもらい、関連企業にロードマップに合わせた技術開発や製品開発を進めてもらうためにも、ロードマップを活用していますが、中堅企業や業界のTier1、Tier2といった製造業は、どうでしょうか。
私の経験では、一番メリットを感じたのは、内部コミュニケーションのツールとして、でした。
例えば、ある次世代製品を出すのに、必要な技術は何か、そして、これまでの技術との関係性はどうか。
その技術の意義はどこにあるのか、外部から導入するのか、自前で開発するのかなど、考えれば考えるほど、未来に対する漠然とした開発環境や成果が、くっきりと見えてくるのです。
そこには、これまでのブログでも説明してきた、未来予想図、目標、シナリオ、コンセプトといった技術開発に欠かせないアイテムがすべて織り込まれることになるわけです。
そして、それらの議論のプロセスに、若手も含め、開発者が参加することで、より戦略的な考え方を手に入れ、かつ開発者のモチベーションも上がるということが起きていました。
もちろん、関係者である、客先やサプライヤー、そしてリソースを投入判断していただく経営層に共有することは、自分たちの仕事の理解と貢献を感じてもらうために、大切なことです。
その前に、ロードマップの作成プロセスにおいて、若手メンバーも含めて、議論し、共有するということが、より技術開発の成功確率をあげるものだと思います。
▶新しいプロセスはレゴブロックで
そして、これらの戦略を議論するツールとして、トライアングル・トラスト社が提供するLEGO®SERIOUS PLAY®メソッドと教材を活用したワークショップは、言葉だけの議論ではなく、その関係性を具体的なブロックの形で検討することができ、非常に有効なワークショップと考えています。
今後、技術開発に関するワークショップを提供していく事を計画しておりますのでご興味のある方はお問い合わせください。
企画・開発コンサルタント / あかりを灯す案内人
下 俊久
▶下 俊久 先生 プロフィール
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トータルプロデューサー / 課題解決コンサルタント
安田真浪