No.3 課題解決/LSPの有効性について
- 〜シリーズ〜有効性について
課題解決の手法として通常活用されるのがKJ法。
私の会社が自社開発した『えんじぇるゲーム』(経済産業省採択起業家教育プログラム)は、ビジネスプラン作成プログラムですが、ここでも、プレーンストーミング〜アイデア出しは、付箋を使ったKJ法が入っています。
KJ法ですと、どうしてもすうっと思い浮かぶ方とそうでない方、思い浮かんでも付箋へ書く事が苦手な方などがみえ、ひとつの作業に格差が発生してしまいます。慣れた頃には、次のステップにいってしまった、という経験をされた方もいるのでは?
LSP(レゴ®️シリアスプレイ®️の技法と専用教材を活用したワークショップ)は、原則「おいてきぼり」をつくりません。
全員参加が鉄則ですから、ウォーミングアップとなる『基礎ワーク』は、レゴ®️ブロックで形をつくることに慣れるのが目的です。
専門教育を受けたファシリテーターが、参加者全員の様子を見て、全員が慣れたところで、本題の『応用ワーク』に入ります。
とても大切なことです。こういうところを徹底しているところは、さすが、子供玩具メーカーから生まれたからでしょうか。
KJ法は、頭に浮かんだことを文字に変えて、付箋などに書く作業をします。
LSPは、頭には浮かんだことをレゴ®️ブロックで形にします。
この頭に浮かんだこと、とは、健在意識の範疇を意味しています。ところが、LSPはそこが違います。ねらいたいのは、潜在意識です。人の意識は健在意識と潜在意識とあって、顕在意識、本人が気づいている意識は5%ほどしかないと言われています。あとの95%は表舞台に出ていない。なんと、もったいない。その隠れた「潜在意識」をどのように顕在化するのか?
潜在意識には「可能性」「成長のタネ」「自己肯定感につながる事」プラスになる要因が、隠れています。この点で言うと、「ジョハリの窓』の「盲目の窓」の考えと一緒です。
LSPは、なぜ、ファシリテーターなのか?なぜ、講師ではないのか?
それは、先に記した「潜在意識の呼び起こし」の役割があるから、がその理由の一つだと思います。その丁寧な導入が、その後の『応用ワーク』の中で、大きな気づきや自己発見に繋がってくるのでしょうね。
私は、素晴らしいプログラムだと思っています。