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No.6 会議メソッド/LSPの有効性について

〜シリーズ〜有効性について

LSPは、専門教育を受け認定されたファシリテーターがワークショップを進行し、受講者に「気づき」を与えるわけですが、そのワークを行うとき使われる「言葉」「言い回し」は独特のものがあります。それは、もともと英語表記を日本語表記に変えたときに訳された方の持ち味でしょうか。

その独特の言い回しのひとつに「100対100」があります。

100対100

その意味は、もともと会議メソッドで始まったLSP。

通常、会議の大半は出席者の約2割が意見を言って、残り8割は傍聴者になってしまう。意見出しが2割では偏ったもの、「いつものパターン」といった「パターン化」してしまいます。
会議の目的は「報告」ではなく、議題(問題・課題)を出して、それを「解決」に向けて協議することです。揉んでいくなかで、会社らしい「解決策」や「行動計画」がつくりあげていく。いわゆる、課題解決に向けての「PDCA」の管理監督、または実践をする中枢部隊のステージが「会議」です。

PDCA

昨今、企業様からの課題解決へのリクエストで多いのが「PDCA」。「PDCAがうまく回らない。回転しない。」「P→Dどまり、その先に行かない」「うちの会社は、P、P、P。計画を立てて終わり。その先にいかない」といった声を聞きます。

なぜ、うまく会議がまわらないのか。

進め方が悪いのか、やる側の意識、気持ちが入っていないのか。継続が面倒なのか・・・

理由はいくらでもあると思います。

では、そもそも「会議」自体がバランスの取れた進行が出来ているのでしょうか。
斬新な意見が出てくる流れ、しくみになっているのでしょうか。

ほとんどの会議がバランスを崩しているのが正解です。

先程の2割の人が会議に全面的に参加し、残り8割は傍観者、つまり意見を言わない、そこにいるだけの人。ということは、職場に持ち帰ってスタッフに会議の内容を落とすことをしない人。落とすことを知らない(そういうことをやることを)人。といったとこでしょうか。

では、理想の会議は?というと、「全員参加型」です。できれば、性別、年代、生きてきた道のりなどが違うと良いでしょう。そういったバラバラ感での中枢メンバーが会議に全員参加型で議題に取り組む。それぞれが意見を出し合い、その意見をまとめて結論づける。

とても理想的ですが、さまざまな意見が出ると、それをまとめるのに一苦労しそうです。参加者全員の「納得感」をどのように構築させるのか・・・。はなはだ厄介な感じがしてしまいます。 そこに活躍するのが、LSPです。

限られた時間の中で、全員が意見を出し、それを共有し、そこから全員が納得の結論に結ぶ。

それは、ファシリテーターの進行で、参加者が自分の考えを「カタチ」にあらわし、出来上がったそのモノ(作品)を指さし(注目させながら)建設的(感情、思いを注入せずに)に意見を言う。

まずは、「カタチづくり」は全員一斉に決められた時間の中で同時に作成する。その後、1人ずつ持ち時間を決めて全員が意見を言う。その意見に対し疑問があれば質問をする。

それを繰り返し参加者の数だけ順に行っていく。最後は「統合モデル」を完成することで、「私の意見」を「われわれの意見」にすりかえていく。

SPでないと、この流れはまず出来ません。この流れを体が覚えるまで繰り返し繰り返し会議メソッドとして実行、トレーニングを重ねていくと、ブロックなしでも行えるようになっていきます。

弊社が特に力を入れているのが、最終的な「自律化、内製化」です。

完璧に出来上がった教育プログラムであるLSPを会議に導入しながら人材育成、個々の教育を行いながら、徐々に「自律化」に向けていく。

やはり、LSPのメインの会場(ひのき舞台)は会議ですね。会議が変われば「PDCA」がまわるようになり、無駄のないかつ効率的な、まさに「働き方改革」に直結する業務を行うことができるのです。

〜シリーズ〜有効性について

2021.06.07