組み立てたのは、ブロックだけではありません。
──その人の考え方、価値観、そして“違い”を認め合う姿勢までも。
「レゴ®シリアスプレイ®技法と専用教材を用いたワークショップ」は、「問いを受ける→モデルを作る→説明する→気づきを得る」というシンプルなプロセスを通して、参加者の中に眠る“内なる気づき”を引き出します。
この体験の核心は、「自己理解」「他者理解」「相互理解」の3つです。

レゴ®ブロックの魅力は、組み合わせの無限性。
たとえば2×4ポッチのブロック2個(2色)の組み合わせは24通り。3個では1,060通り、6個になると──なんと9億通り以上に。
同じお題であっても、まったく同じ作品は生まれません。
この「人は違う」という実感こそが、“多様性の理解”の原体験となるのです。
問い、対話、そして気づき。
ワークのメインは、作品の発表と対話です。参加者同士が、問いを投げかけ合います。
質問は、原則として以下の3点です。
1.なぜ、その色を使ったのですか?
2.そのブロックのカタチは何をあらわしていますか?
3.その“すきま”にはどんな意味がありますか?」
こうした問いかけに答えようとすることで、自分の中にあった考えが言語化され、やがては潜在意識が可視化されていきます。
「自分はこう考えていたんだ」
「この人はこんな想いを持っていたんだ」
その気づきの積み重ねが、意思疎通や合意形成へとつながっていくのです。
シンプルなのに、深く学べる。
一見シンプルなプロセスですが、専門のファシリテーターのリードで、楽しみながら深い学びを得られる──それがレゴ®シリアスプレイ®ワークショップの何よりの魅力です。